意外なタイミング。
仕事を辞めました。
正式に退職してからもうすぐ1ヶ月。
小さな痛みがきっかけで腕が上がらなくなりました。
病院に行っても「構造異常は認められない」とのこと。
長いお休みをいただきました。
その間、いろいろな情報に出合いました。
中でも思し召しのように何度も何度も出てきた言葉が『内省』『自分の内側』。
最初は仕事に復帰するために集めていた情報でしたが、次第に「自分が本当にやりたかったことって何だったのか」「それが私の使命なんじゃないか」と考えるようになりました。
『みんなと違う』という自負。
『私はみんなと違う』
幼い頃からそういう自負がありました。
いつしかそれが、自分の中でも『欠点』でしかなくなりました。
不安で不安で、怖くて仕方なくて逃げ回る。
クリーニング屋さんのバイトは、数日行ってから黙って行くのをやめました。
ショボい挫折は数知れず。笑
だけどそうやって、いろんな人に迷惑かけながらグルーっと遠回りをして、今は『みんなと違う』ことの意味や、できてないことはやらなくていいことだったりすること、そして案外人は気にしてないということに気付くことができたんですね。
そんな遠回りの末に巡り合ったこの仕事は、やりがいがあり、人にも恵まれ、『楽しい』と思える職場でした。
私は私を認めることができた。
だからこそ、居心地のいいこの場所から離れるタイミングが来たんだと今では思います。
大きな組織なのでずーっと居る気はなかったのですが。
そんなわけで今、自分の役割について考え、少しずつ形にしていく作業を始めました。
実はこのブログもその一環で、「いつか役に立てる」つもりの『いつか』が案外早く来たっていう…。
すべてはタイミングです。笑
あたらしい学校。
仕事を休み始めた頃、たまたま友人に誘われて認可外の小学校にお邪魔しました。
NPOで運営されているその学校は、いわゆるフリースクールとは少し違いオルタナティブスクールと表現されます。
『子供・大人・地域が、共に生き、共に学び、共に遊ぶ中でみんなで育てていく学び舎』
主流の学校教育にはないものが、ここにはあります。
ここでは一つの枠にはめた評価はありません。
『尊重』という言葉がしっくりくるなー。と思います。
私がここに通いたかった。
私自身、幼稚園も小学校も行きたくない人で、園長先生や保健の先生となぜか仲がいい子の一人でした。笑
私の幼少期の話をこのスクールの先生にしたら、「『HSP』かもね。」と。
大まかな説明を聞いて、即座に「あー、ぽいですね。」と返事ができてしまうくらい、 あの頃抱いていた違和感は私にとって大きな存在でした。
違和感の正体。
HSP(highly sensitive person)
直訳すると『とても敏感な人』という意味 。
ちょうどタイミングよくそれに関する本『「繊細さん」の本』にも出合いました。
これまで私がゆっくり培ってきた術の多くがこの本にまとめられていて、答え合わせのよう。
・人の気分に左右される
・一度にたくさんのことを頼まれるのが嫌だ
・競争させられたり監視されていたりすると緊張して実力が出せない
などなど、 HSPか否かの自己テストで あてはまる項目の数は判定基準を優に上回っていました。
でね。
『 繊細な人が持つ「繊細さ」は、性格上の課題ではなく、生まれ持った気質の可能性が高い』
HSPって、病気とか障害じゃないんですってー‼
単なる脳の構造で、5人に1人がこの構造の持ち主なんだそうですよ。
この本の冒頭に書かれていた、ものっすごくわかりやすい表現。
背の高い人が身長を縮めることができないように、繊細な人が「鈍感になる」「気付かずにいる」ことはできません。
「繊細さん」の本 武田友紀 著
これを読んだとき、「そーだよな、そーだよね‼」と本に向かって話しかけたのは私( ̄▽ ̄)
それを受け入れたときに、仲間ができた。
やりたいことができて、挑戦もできて、 HSPの特徴でもある深く考えるという性質を『要領悪い』から『思慮深い』に変えることができた。
この気付きは、私にとって大きな財産になりました。
畑と台所をつなぐ。
では、そんな違和感と和解した私が使命と感じたことは何なのか。
『使命』とか言っちゃうと方向性が変わったときにかっこ悪いので、言い方を変えますね。
今、私が『やるべき』で『やりたく』て『やろう』と思っていることは、このブログのタイトルにそのまま表れています。
畑と台所をつなぐこと。
そこから相似の関係を見つけ出し、生きるヒントとなる考え方を見つけ出す。
楽しんで。
そしてそれを発信していくこと。
誰もが深く考え込まないんだったら、私がやるよ!
そう言って回るための乗り物を作ります。
『畑と台所 つなぐいろは』
詳細はこれから。
自分の持ち味を、ちゃんと生かしていこうと思います。
コメント
繊細さはずーっと前から感じていました。
周りを見ている目。
好きで打ち込む所には徹底的。
群れの中では考えながら1歩後ろからw
実際自分も
群れることが苦手で
器用貧乏で
尊敬できる人はいても憧れるべき人はいなかった。
探しているのか、彷徨っているのか、、、
読んでいていろいろ共感しちゃいました
俺も5人の中の1人ですwたぶん
おー!コメントありがとうございます。
界隈に1/5が集中していると思われます。笑
そんな個性が集まることもまた面白いよね(^^♪
[…] あ、HSPについて「なにそれ?」という方は、以前私の投稿でも触れているのでよかったら読んでみてください。開かれた、新しい道へ。 […]